2008年2月10日日曜日

もしもし、叶美香さん

あの叶姉妹の妹、叶美香さんにある件で交渉することになった。久しぶりに電話で話をした。

「わたしも、それはぜひ出席してみたいと思っていたんですよ。スケジュールが入っているんですが、それは動かすことができますから…」

美香さんから好感触を得る。ただ、問題はギャラだ。「貧乏な会社」なので相場の半分程度を希望しているのだが、肝心の「相場」がわからないので、頭が痛い。

それとなく美香さんに聞くが、「いくらでもいいんですよ」と、うまくはぐらかされてしまう。あとで、別の筋に聞いたら、「100」ぐらいらしい、という。へえー、さすがゴージャス!

彼女と会ったのは、もう何年前のことだろう。「叶3姉妹」(以前は3姉妹だったのだ)が「バンサンカン」の読者モデルでブレークした後のことだった。

当時、「本当に姉妹なのか」「ミス日本などの経歴はウソじゃないのか」とバッシング報道が相次いでいた。僕のネタ元であり、叶姉妹とも親しい知人を通じて紹介され、都内のある場所で美香さんと会った。ノーメイクで、普段着のジーンズ姿だったが、見事なプロポーションにハッとさせられた。

「僕なら、いくらでも(メディアの攻撃から)美香さんたちをお守りします」…。ってなことを、今なら言えるけど、当時の僕は「新聞記者」魂に燃えていたので、「本当にウソはついていないのか」「真実だというなら、戸籍抄本から何から証拠を見せてほしい」とマジに追及してしまった。

そして「あなた方の言っていることが正しいとわかれば、僕は全力で応援します」とも。多分、2時間くらい会っていたと思う。その間、美香さんが答えに窮して、泣き出す場面もあった。今、振り返ると、そんなこと(姉妹だろうが、ニセ姉妹だろうが)、どうでもよかったのにね。叶姉妹は大人のおとぎ話の中に生きているんだから。

このときの美香さんには、なんて素直で気さくな人なんだろうという印象をもった(ちょっぴり、ウソはついていたけど)。きょう、久しぶりに電話で話をしていて、以前とちっとも変わっていないように感じた。当時より、はるかに売れっ子になったのに、腰の低い、気さくな話しぶりだ。こっちは、相変わらずしがないペーペー記者だっていうのにね。この人柄のよさが、叶姉妹の人気を長続きさせているんだろう、と思う。

やはり人間、大事なのは人柄ですね。性格のいい人には、応援団がついてくるんです。

(2004/7/29)

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